2010.09.30 Thursday
駒沢公園♪
急に寒くなりましたね〜
私の大好きな秋はどこにいったのでしょう・・・
夕方に鳴いていた秋の虫たちも、なんとなく声が震えていた気がします♪
さて、だいぶ前の話になりますが、あの暑い夏の夕方か夜に
週2回ぐらいのペースで私は駒沢公園を走っていました♪
なぜって・・・急に走りたくなったんです
なんだか身体も心も全てが滞っている気がして・・・ね
皆さんもそんな時 ありませんか?
別に悪いことがあったわけでもなく、体調が悪いわけでもないのだけれども
自分がのべ〜〜〜っていうか どんよりしてるっていうか・・・
これではいかん と思ったら即行動
で走り始めたんです♪
走るなんて久しぶりなので、最初は半周歩いて1周走って また半周歩いてを
繰り返していました♪
1周が2100mぐらいなのですが、きつくてきつくて
それが慣れてくると2周も走れるようになるんですね
もちろん苦しいですよ
でもね、気付いたんです
苦しくて苦しくて、もう止めようかなぁ・・・って思ったり・・・
もうすこし・・・って思ったり・・・
それを繰り返していると、1歩1歩足を前に出すことだけしか考えられなくなって
仕舞いには 何も考えずに 「無」になっているんです♪
聞こえるのは 自分の足音と、吐く息の音と、めちゃめちゃ早い心臓の鼓動だけ♪
そして走りきった後の達成感と気持ちいい疲労感
(フルマラソンに出てる方が読んだら 吹き出しちゃいますよね、たかが4500mで・・)
でも、そうなると走ることにゆとりが少しづつ出てきて、周りも見えてくるんです♪
私と同じようにただ黙々と走っている人、音楽を聴きながら楽しそうに走っている人、
何人かでお喋りしながら、歩いたり走ったりマイペースなグループ♪
そんななか、ふと気付くと白い杖をついた男性が杖を小刻みに付きながら、歩くよりは
早い速度でひたすらに進んでいます♪
その周りには、家族らしい奥さんと女の子が声をかけて、目の不自由なお父さんを
誘導しています素敵な家族ですね
男性の顔にも笑みが見えます♪
他にも、足に障害を持っている子供の手をとり、ゆっくり走っているお父さん♪
その手は、とても大きくて あったかくて頼りがいのある手で、しっかりと小さい手を
包み込んでいました♪
そして、やっとゴールして呼吸を整えている私の前を1台の自転車が、通り過ぎて行きます♪
白髪混じりの叔父さんは、たかが自転車をこいでいるだけなのに、顔はものすごく必死です
何気なく見ていると、その後ろには叔父さんの息子さんでしょうか、かなり大きな息子が
乗っています♪
彼の足が異常に細いので、自分自身で歩くことは無理なのかなと思われました♪
ところがその息子さんの顔は、こいでいるお父さんとは正反対に生き生きと満面の笑みを
浮かべています
そして、大きく手を伸ばして鳥のように羽ばたいています
そう、彼は普段感じることの出来ない 「風」 を必死でこいでいるお父さんの後ろで
身体中で感じて喜んでいるのです♪
お父さんはひたすら前を向きこいでいますが、その大きな広い背中で彼の様子を
感じ取っているのでしょうね♪
それはずっと前から続き、そしてこれからも続くのでしょうね
私には駒沢のたくさんの人が走っているこのコースが、それぞれの人生の道に
思えてきました♪
多くの人が同じように走ったり歩いたりしていると、人は自分のペースを乱されて
しまいがちです♪
周りに合わせなくちゃいけない、止めたら置いていかれる、抜かれたら抜き返す・・・
そのためにマイペースを保てなくなり、途中でリタイヤすることになり自信を無くしたり
落ち込んだり・・・ひどいときは人のせいにしたりして
本来の自分の目的は何で、ゴールはどこだったのでしょうね♪
人に左右されることなく、惑わされることなく
「私が自分らしく・・・」
そう生きたい、それが私のゴールだと思っています♪
七石金勢 美咲
私の大好きな秋はどこにいったのでしょう・・・
夕方に鳴いていた秋の虫たちも、なんとなく声が震えていた気がします♪
さて、だいぶ前の話になりますが、あの暑い夏の夕方か夜に
週2回ぐらいのペースで私は駒沢公園を走っていました♪
なぜって・・・急に走りたくなったんです
なんだか身体も心も全てが滞っている気がして・・・ね
皆さんもそんな時 ありませんか?
別に悪いことがあったわけでもなく、体調が悪いわけでもないのだけれども
自分がのべ〜〜〜っていうか どんよりしてるっていうか・・・
これではいかん と思ったら即行動
で走り始めたんです♪
走るなんて久しぶりなので、最初は半周歩いて1周走って また半周歩いてを
繰り返していました♪
1周が2100mぐらいなのですが、きつくてきつくて
それが慣れてくると2周も走れるようになるんですね
もちろん苦しいですよ
でもね、気付いたんです
苦しくて苦しくて、もう止めようかなぁ・・・って思ったり・・・
もうすこし・・・って思ったり・・・
それを繰り返していると、1歩1歩足を前に出すことだけしか考えられなくなって
仕舞いには 何も考えずに 「無」になっているんです♪
聞こえるのは 自分の足音と、吐く息の音と、めちゃめちゃ早い心臓の鼓動だけ♪
そして走りきった後の達成感と気持ちいい疲労感
(フルマラソンに出てる方が読んだら 吹き出しちゃいますよね、たかが4500mで・・)
でも、そうなると走ることにゆとりが少しづつ出てきて、周りも見えてくるんです♪
私と同じようにただ黙々と走っている人、音楽を聴きながら楽しそうに走っている人、
何人かでお喋りしながら、歩いたり走ったりマイペースなグループ♪
そんななか、ふと気付くと白い杖をついた男性が杖を小刻みに付きながら、歩くよりは
早い速度でひたすらに進んでいます♪
その周りには、家族らしい奥さんと女の子が声をかけて、目の不自由なお父さんを
誘導しています素敵な家族ですね
男性の顔にも笑みが見えます♪
他にも、足に障害を持っている子供の手をとり、ゆっくり走っているお父さん♪
その手は、とても大きくて あったかくて頼りがいのある手で、しっかりと小さい手を
包み込んでいました♪
そして、やっとゴールして呼吸を整えている私の前を1台の自転車が、通り過ぎて行きます♪
白髪混じりの叔父さんは、たかが自転車をこいでいるだけなのに、顔はものすごく必死です
何気なく見ていると、その後ろには叔父さんの息子さんでしょうか、かなり大きな息子が
乗っています♪
彼の足が異常に細いので、自分自身で歩くことは無理なのかなと思われました♪
ところがその息子さんの顔は、こいでいるお父さんとは正反対に生き生きと満面の笑みを
浮かべています
そして、大きく手を伸ばして鳥のように羽ばたいています
そう、彼は普段感じることの出来ない 「風」 を必死でこいでいるお父さんの後ろで
身体中で感じて喜んでいるのです♪
お父さんはひたすら前を向きこいでいますが、その大きな広い背中で彼の様子を
感じ取っているのでしょうね♪
それはずっと前から続き、そしてこれからも続くのでしょうね
私には駒沢のたくさんの人が走っているこのコースが、それぞれの人生の道に
思えてきました♪
多くの人が同じように走ったり歩いたりしていると、人は自分のペースを乱されて
しまいがちです♪
周りに合わせなくちゃいけない、止めたら置いていかれる、抜かれたら抜き返す・・・
そのためにマイペースを保てなくなり、途中でリタイヤすることになり自信を無くしたり
落ち込んだり・・・ひどいときは人のせいにしたりして
本来の自分の目的は何で、ゴールはどこだったのでしょうね♪
人に左右されることなく、惑わされることなく
「私が自分らしく・・・」
そう生きたい、それが私のゴールだと思っています♪
七石金勢 美咲